＊夫が家事にかける時間が短くなってしまう理由〜前編〜＊

 

こんにちは。

キャットハンドの奥山です。

 

先日は東京でも今シーズン2度目の雪が降りましたね。

前々回と比べるとそこまでの影響はなかったようですが、朝晩の冷え込みで路面が凍結していたりと、

まだまだ油断は禁物です。

私も先日凍結した路面で滑って転びそうになりました…

皆さまもお気を付け下さいね。

 

さて、今回は共働き家庭の夫が家事にどのくらい時間をかけているのか？

という件について、お話をしていきたいと思います。

（今回はあくまでも家事の分担に悩んでいる妻目線でお話をしていきたいと思います。）

 

 

夫が家事を手伝ってくれない！！という悩みはあとをたちませんが、

世界的に見ても、実際に日本の男性は家事にかけている時間が短いのでしょうか？

 

 

先日テレビを観ていたら、「世界の夫の家事ランキング」が紹介されていました。

結果は以下のような形に↓

 

※夫の家事分担率

 

スウェーデンが堂々の1位で42.7%

続くメキシコが41.1%、アイスランド・デンマーク40.1%と続き、

日本は18.3%でまさかの最下位という結果に。

 

 

世界的にみて最下位という結果になってしまった日本ですが、

各都道府県別に掘り下げてみるとどうなるのでしょう？

 

1位　島根県22.4%

2位　山形県 22.1%

3位　秋田県21.2%

4位　宮城県20.7%

5 位　埼玉県20.2%

6位　大分県19.9%

7位　山梨県18.6%

8位　岩手県17.2%

9位　高知県17.0%

10位　東京都16.7%

 

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26位　千葉県13.2%

26位　神奈川県13.2%

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36位　奈良県11.0%

38位　兵庫県10.6%

42位　京都府9.9%

43位　滋賀県9.8%

44位　三重県9.1%

47位　大阪府6.7%

※総務省「社会生活基本調査」（2011年）

※6歳以下の子供がいる共働き夫婦のデータ

※夫分担率は夫婦の時間合算による夫の割合

 

1位の島根県では、1日に家事にかける平均時間が妻343分に対し夫99分

最下位の大阪府では、妻348分に対し夫25分

という結果となりました。

 

堂々の1位を獲得した島根県ですが、

なぜ島根県の夫は家事育児に積極的なのでしょうか？

 

実は、島根県は子育て期の女性の正社員比率が全国一高い県ということが判明。

正社員が多い理由としては、この地域では3世代の同居率が高く、

子どもを親にみてもらって女性が働きに出やすいからと言われています。

しかし、アルバイトやパートと比べるとどうしても正社員の方が責任が重い傾向にありますので、

仕事を優先せざるを得ない時も出てきます。

そこで、おのずと男性も家事・育児にかける時間が多くなるのではないか、と推測されています。

 

一都三県からは埼玉や東京が上位にランクインしていて、いずれも分担率が16%を超えています。

首都圏の結果が気になっていたところではありますが、以外にも上位にランクイン。

埼玉や東京には地方からの流入世帯が多く、両親や親戚に頼れない家庭が多いため、

夫婦で力を合わせて家事・育児を行う傾向が高いと推測されるようです。

先で述べた島根県と同様に、正社員として働く女性が多いことも理由の一つとして挙げられそうですね。

 

それでは逆に、夫が家事をしない県はどうでしょう。

最下位は大阪府で6.7%という結果に。

 

このランキングは共働き世帯の調査結果になりますので、

たとえ共働きであっても家事・育児の93.3%を女性が行っているということになります。

大阪だけではなく、近畿圏はどこも女性が家事・育児の9割を担っているという結果になりましたが、

どうしてこのような結果になるのでしょうか。

 

ちなみに、近畿地方は児童虐待の発生率が高い傾向にあるようです。

家事・育児をしない夫への不満や疲れが原因でしょうか？

因果関係がない、とは決して言えないような気がします。

 

ランクの低かった県は島根県を見習うべき！

と言いたいところですが、1位の島根県でも世界的にみれば決して褒められたものではありません。

 

先進国における夫の家事・育児分担率は3〜4割が当たり前、という結果が出ています。

 

 

世界ランクでは最下位となってしまった日本ですが、

実は決して日本の男性も家事・育児に対する意欲が低いわけではありません。

 

ある調査では、20代男性の6割が「男性も家事・育児を行って同然である」と考えているようなのです。

 

6割もの男性がそのような意見を持ってる中でなぜ、日本の男性は家事・育児にかける時間が短いのでしょうか？

 

次回はその理由を詳しく見ていきたいと思います！

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

キャットハンド奥山でした。